Schneider-Kreuznach　

Arriflex-Cine-Xenon 35mm F2

 

シュナイダークロイツナッハ社製のシネレンズ。この個体は1967年前後に生産された。XenonブランドはArriflex用レンズの中でももっともポピュラーなシリーズだ。流通量が多いため比較的入手しやすい。35mmはArriflex35用に設計されているためAPS-Cフォーマットをカバーするがフルサイズで使用すると四隅にケラレが発生する。35mmはCine-Xenonのラインナップの中でも突出した解像力を誇る。背景や四隅の描写はやや甘めでグルグルぼけも特徴だシネレンズは突出した中心解像力を持ったものが多い。その反面4隅の平面性はあまり考慮されていない。これはムービーにおいてピント面部分意外は見ていない人の目に近い特徴といえる。そういったことも含めてシネレンズには独特の立体感があると考えられる。