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Taylor&Hobson Cooke Speedpanchro 40mm F2

テイラーホブソン クック スピードパンクロ 40mm F2

Cooke Speedpanchro 40mm F2 / Taylor Hobson

 

Taylor&Hobson社が映像用のレンズを手がけるきっかけになったのは1893年のことである。T. Cooke & Sons of Yorkに在籍していたデニス・テイラーは1893年に写真用レンズを発明する。しかし T. Cooke & Sons of Yorkは当時写真用レンズを生産する予定がなかったため、TAYLOR&HOBSON社に生産を依頼する。そして作られたのが有名なトリプレットである。

その後1921年W.H.リーにより設計されたのがスピードパンクロである。このレンズはシネマ用として設計されたプライムレンズで多くの映画撮影者から評判を得る。その後カラーフィルムに対応する為コーティングされたSerⅡ、SerⅢを経て現在でもCooke Primeレンズとして一線で活躍している。

妥協なく作られたこのレンズは開放から驚くほどシャープであるが背景は柔らかくボケる。柔と剛を併せ持つ稀有なレンズである。独特なその描写は見るものの心にうったえる不思議な力をもつ。ハリウッドの幾多のキャメラマンと監督が愛したレンズであり世界中の映画製作を支えた名レンズである。

 

 

 

 

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